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Neon-furu — Five Song Cycles

ネオン降る

枕詞 ・ 序詞 ・ 掛詞 ・ 縁語 ・ 本歌取り ── 全三十六曲

千年前の修辞を、現代の電子音楽の設計図として読みなおす。五つの技法に、五つの連作。表題「ネオン降る」は、この歌集で生まれ、終曲で千年後へ手渡される、ここだけの枕詞。それぞれの入口から、どうぞ。

I — 枕詞連作

まくらことば

Makurakotoba 意味を失ったあとも、機能しつづける五音がある。六つの枕詞が呼び出す、ひとめぐりの一日。閉じない環の、七つめの席に「ネオン降る」。 六曲 ── 閉じない環 LISTEN →
II — 序詞連作

みちゆき

Michiyuki べつべつの みちだと おもっていた。六つの風景の音がビートになり、たったひとつの句 ──「あえないひとを おもっている」── に流れ込む。 六曲 ── 流域 LISTEN →
III — 掛詞連作

こよみ

Koyomi めぐりながら、すぎてゆく。長雨と眺め、蜩と思ひ暮らし ── 六つの同音が、六人の暮らしを一年の暦に載せてゆく。年は暮れ、そして呉れる。 六曲 ── 渦巻きの文字盤 LISTEN →
IV — 縁語連作

えにし

Enishi 網は、結ばれる前から敷かれていた。一本の白いケーブルから始まる出会いを、六つの結び目でたどる。歌詞の下に、音色のもう一枚の文。 六曲 ── 網 LISTEN →
V — 本歌取り連作 ・ 五連作決算

うつし

Utsushi 扉は、両開きである。千年の古歌と、自作三十曲を同時に取る ── 写し・移し・映し・現し。四つの背骨を透かした一枚の上を、最後の六曲が渡る。 六曲 ── 写し重ね LISTEN →