lowlights

座りのまま

連作十四曲・すべて夜

LO-FI JAZZ HIP HOP ── ONE POSTURE, FOURTEEN PLACES

↓ SPINE
SPINE動かない線 体はこの線のまま。各曲で動くのは、世界のほうだけ。

十四曲、すべて夜。歩く、待つ、凭れる、浸かる——どの曲でも、体はほとんど動かない。動くのは世界のほうだ。雨が降り、電車が過ぎ、洗濯機が廻り、煙が解ける。

表題は三曲目「雨窓」の一節から。硝子の向こうで動きは止まず、此方は動かず、座りのまま居る。十四の場所で、同じ姿勢がとられている。

声は乾いたまま、濡れた楽器の上に置かれる。一行にひとつの像。行間の沈黙も曲のうち。

夜歩

動くもの — 靴音 BPM 70 Dm
Verse 1

信号が替わる
誰も渡らず
白線の光る
雨の跡在る
自販機の唸る
影が二本出る
缶の落ち音
それだけが鳴る

Pre-Chorus

歩きの続く
理由の無くて
足だけが知る
次の角まで

Chorus

夜の底にて
靴音だけ在る
風の無い道
歩きだけ在る

Verse 2

高架が鳴れる
遠くを過ぎる
振動の来れる
足裏で聴く
水溜りの在る
避けずに踏む
跳ねの上がれる
靴が濡れ出す

Pre-Chorus 2

次も同じ道
同じ電柱に
同じ猫が居る
目だけが光る

Chorus

夜の底にて
靴音だけ在る
風の無い道
歩きだけ在る

Verse 3

コンビニの光
硝子の向こう
雑誌の並ぶ
入らずに過ぎ
タクシーが停む
乗らずに過ぎる
自転車が来る
すれ違いの風

Pre-Chorus 3

何処に向かうか
聞かれの来ない
答えの要らず
歩きが答え

Chorus

夜の底にて
靴音だけ在る
風の無い道
歩きだけ在る

Bridge

橋の上に出る
川が光れる
街灯の映る
水面の揺れる
欄干の冷え
手が触れて知る
遠くの電車
音の遅れ来る

Verse 4

煙草の匂う
姿の見えず
何処かの窓に
灯りが一つ
誰かが居れる
誰かは知らず
此方も知らず
それで良い夜

Last Chorus

夜の底にて
靴音だけ在る
風の無い道
まだ歩いている

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洗濯

動くもの — 回転 BPM 68 Ebm
Verse 1

扉の重い
光の白い
椅子の硬くて
座りの浅い
機械の並ぶ
一つが廻る
窓の曇れる
湯気の籠もれる

Pre-Chorus

廻りの見える
中が見え出す
色の混ざれる
水に沈める

Chorus

廻りの中に
服が沈める
待ちだけが在る
音の止まれず

Verse 2

雑誌の古い
頁の反れる
読みの入らず
膝に載せ出す
管の鳴り出す
虫の寄り在る
影の揺れ出す
時計が遠い

Pre-Chorus 2

流しの替わる
音の変われる
濯ぎに入る
泡の消え出す

Chorus
(反復)
Verse 3

硝子の向こう
車の過ぎる
人の通れる
此方は見ない
灯りの一つ
缶を買い出す
温みの在れる
手で包み出す

Pre-Chorus 3

缶の冷め出す
手だけが温い
飲みの尽きれる
捨て場を探す

Chorus
(反復)
Bridge

音の上がれる
回りの速む
水の飛び出す
壁に張り付く
唸りの増せる
椅子に伝わる
急に止まれる
静けさが来る

Verse 4

蓋の開き出す
湯気の立ち出す
湿りの在れる
温みの出れる
袋に詰める
重さの変わる
外へ出て行く
夜が冷たい

Last Chorus

廻りの中に
服が沈める
待ちだけが在る
まだ廻り在る

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雨窓

動くもの — 雨 BPM 64 Dbm
Verse 1

硝子に筋出る
一本が先に
次が追い出す
合流の出来る
太い筋に成る
下へ急ぎ出す
桟で途切れる
また新しい筋

Pre-Chorus

外の音変わる
粒の大きさ
屋根の音変わる
道の音変わる

Chorus

硝子の向こう
動きの止まず
此方は動かず
座りのまま居る

Verse 2

曇りの出来る
息で広がる
指で触れ出す
線の引き出す
線が消え出す
曇りが戻る
拭いの掛からず
任せのまま居る

Pre-Chorus 2

遠くの灯りが
滲んで丸い
色だけが来る
形の溶けて

Chorus 2

硝子の向こう
動きの止まず
此方は動かず
筋だけが行く

Verse 3

傘が一つ行く
赤い傘在る
角を曲がれる
見えの消え出す
次が来ぬまま
道が空き出す
水だけが行く
人の居ない道

Pre-Chorus 3

茶の冷め出せる
湯気の途切れる
手の中だけに
温みの残る

Chorus 3

硝子の向こう
動きの止まず
此方は動かず
座りのまま居る

Bridge

雨脚の変わる
細さに成れる
音の細れる
間の広がれる
空の明るむ
端から止み出す
雫の残る
最後の一滴

Verse 4

止んだ後の道
濡れの光れる
空を逆に置く
水音だけ在る
鳥が一羽鳴く
雨後の声在る
風の出て来る
乾きの始む

Last Chorus

硝子の向こう
動きの止まる
此方も動かず
座りのまま居る

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煙草

動くもの — 煙 BPM 66 Bbm
Verse 1

箱の開き出す
一本を抜く
口に咥える
火の灯り出す
先が赤まる
煙の立てる
一口を吸う
肺に溜まれる

Pre-Chorus

吐きの漏れ出す
白く広がる
風に千切れる
形の解ける

Chorus

一本の中
壁に凭れる
煙だけ在る
短くなれる

Verse 2

灰の伸び出す
落ちずに在れる
指で弾ける
散りの掛かれる
地面に落ちる
赤が消え出す
灰の冷え出す
色の失せれる

Pre-Chorus 2

向かいの窓に
灯りが一つ
影の動ける
此方は見ない

Chorus

一本の中
壁に凭れる
煙だけ在る
短くなれる

Verse 3

深く吸い出す
深さの増せる
吐きの遅れる
鼻から抜ける
匂いの付ける
指に残れる
服に移れる
髪に籠もれる

Pre-Chorus 3

夜が静かに
息だけ白い
寒さの在れど
壁がぬくまる

Chorus

一本の中
壁に凭れる
煙だけ在る
短くなれる

Bridge

紙の焼け出す
先がフィルター
吸いの浅まる
味の変われる
熱さの近い
唇の際
最後を吸える
指が焼け出す

Verse 4

地面に落とす
靴で踏み出す
火の途切れ出す
煙の残る
手の匂い嗅ぐ
指が黄色い
箱を仕舞える
壁を離れる

Last Chorus

一本の中
壁に凭れる
煙だけ在る
煙の散れる

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屋上

動くもの — 風 BPM 62 Abm
Verse 1

扉の重い
押して開き出す
風の当たれる
広さの変わる
空が開けれる
柵まで歩く
街の灯が在る
音の届かず

Pre-Chorus

風だけが来る
髪の乱れる
裾の膨らむ
寒さの来れる

Chorus

屋上の端
街が光れる
此処には来ない
風だけが在る

Verse 2

柵に凭れる
指の冷え出す
鉄の匂える
下を見おろす
灯りの動く
人の見えない
声の届かず
距離だけが在る

Pre-Chorus 2

床に座れる
壁に背を付け
空が真上に
星が見え出す

Chorus

屋上の端
街が光れる
此処には来ない
風だけが在る

Verse 3

赤い灯が行く
音の遅れる
飛行機の筋
星に紛れる
雲の掛かれる
月の隠れる
また出て来れる
急ぎの無くて

Pre-Chorus 3

風の止まれる
音の消え切る
街の遠退く
此処だけが在る

Chorus

屋上の端
街が光れる
此処には来ない
風だけが在る

Bridge

座りの長い
足の痺れる
立ちの掛かれる
膝の鳴り出す
柵に手を掛け
もう一度見る
街の変わらず
此処も変わらず

Verse 4

扉を閉じる
段を降り出す
足音の出る
壁に囲まれ
風の途切れる
暖かさ来る
外へ出ていく
空の狭まる

Last Chorus

屋上の端
街が光れる
此処には来ない
まだ風が在る

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階段

動くもの — 反響 BPM 58 Fm
Verse 1

段の冷え在る
段に掛け在る
手摺の錆びる
灯の届き在る

Verse 2

壁に挟まれ
声の漏れ来る
足の上がれる
静かに戻る

Pre-Chorus

膝を寄せ在る
影の折れ在る

Chorus

段の間に在る
上へも行かず
冷えだけが在る
座りの続く

Verse 3

匂いの降りる
飯の炊き在る
窓の黄色い
見上げの狭い

Verse 4

灯の一つ消え
声の止み在る
静けさの増す
冷えの深まる

Pre-Chorus 2

手摺に触れる
冷えの伝わる

Bridge

鍵を探せる
鍵の重たい
鍵の差し込む
鍵の廻れる

Last Chorus

段の間に在る
上へも行かず
冷えだけが在る
扉の閉じる

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公園

動くもの — 暗さ BPM 60 Ebm
Verse 1

門の開き在る
砂利を踏み行く
灯の間が遠い
木の黒く在る

Verse 2

ベンチの湿る
手で拭い出す
腰を下ろせる
冷えの来て在る

Pre-Chorus

葉の擦れて在る
遠くに車

Chorus

暗さの深い
砂利の冷え在る
座りだけ在る
動かずに在る

Verse 3

草の匂える
土の湿れる
露の降り在る
地の柔らかい

Verse 4

上を向き在る
星の少ない
雲の流れる
明るみの無い

Pre-Chorus 2

鳴りの薄まる
闇の濃く在る

Bridge

腰を上げ出す
膝の鳴り在る
砂利へ踏み出す
灯へ歩き出す

Last Chorus

暗さの深い
砂利の冷え在る
座りだけ在る
暗さの戻る

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高架

動くもの — 振動 BPM 64 Cm

場所:高架下 体:歩く・立ち止まる 動作:聴く・見る 時間帯:深夜

Verse 1

柱の太い
上を過ぎ行く
揺れの降り来る
地の震え在る

Verse 2

水の垂れ出す
跡の広がる
壁に染み在る
苔の匂える

Pre-Chorus

歩きの響く
壁に返れる

Chorus

上を流れる
下に立ち在る
音の降り来る
揺れだけが在る

Verse 3

灯りの遠い
影の二重に
地面の暗い
猫の過ぎ行く

Verse 4

風の抜け出す
首を竦める
手の仕舞い行く
上が途切れる

Pre-Chorus 2

音の止み在る
空の開き出す

Bridge

立ち止まり在る
振り向き見れる
暗さが長い
出口に光る

Last Chorus

上を流れる
下に立ち在る
音の降り来る
音の遠退く

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終電

動くもの — 揺れ BPM 72 Dm
Verse 1

ドアの閉まれる
席の空き出す
揺れの始まる
吊り革の揺れ
誰も掴まず
窓に映れる
灯りの過ぎる
数えの出来ず

Pre-Chorus

継ぎ目を越える
同じ間で来る
揺れに任せる
目の閉じかける

Chorus

終電の中
灯りが遠い
揺れだけが在る
眠りの手前

Verse 2

隣が眠る
肩の落ち出す
寄りの掛かれる
起こしの出来ず
重さの掛かる
温みの移る
知らない人の
寝息が近い

Pre-Chorus 2

駅が飛び出す
名の読み取れず
過ぎてから知る
戻りの利かず

Chorus

終電の中
灯りが遠い
揺れだけが在る
眠りの手前

Verse 3

窓が暗まる
映りの消える
闇だけが在る
外が見えない
音の変われる
壁が近づく
反響の出る
抜けの来ぬまま

Pre-Chorus 3

光の差せる
目の細まれる
外に戻れる
灯りが増える

Chorus

終電の中
灯りが遠い
揺れだけが在る
眠りの手前

Bridge

速度の落ちる
駅が近づく
人の立ち出す
鞄を探す
隣が起きる
肩の軽まる
温みの引ける
席の冷え出す

Verse 4

ドアの開き出す
冷えの差し込む
ホームに立てる
電車の去れる
音の遠退く
風の止まれる
改札を出る
夜の広がる

Last Chorus

終電の中
灯りが遠い
揺れだけが在る
まだ揺れている

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川辺

動くもの — 流れ BPM 58 Gb major
Verse 1

川の音来る
道の曲がれる
柵の沿い出す
草の匂える
土手の下れる
足場の変わる
石を踏み出す
水が近づく

Pre-Chorus

流れの見える
光の載れる
揺れて割れ出す
止まりの出ない

Chorus

流れの傍に
座りの出来る
音だけが在る
水の止まれず

Verse 2

石に座れる
尻から冷える
顎を載せ出す
向こうが光る
面に映れる
揺れて崩れる
また繋がれる
見ていて飽きず

Pre-Chorus 2

手を浸し出す
冷えの伝わる
指の先から
手を引き戻す

Chorus

流れの傍に
座りの出来る
音だけが在る
水の止まれず

Verse 3

橋が見え出す
影の広がる
下を潜れる
音の篭もれる
響きの変わる
暗さの増せる
水だけ光る
此処は静かに

Pre-Chorus 3

橋の下にて
風の入れない
音の廻れる
此処で止まれる

Chorus

流れの傍に
座りの出来る
音だけが在る
水の止まれず

Bridge

仰向けに寝る
石が背に在る
硬さの在れる
鉄が見え出す
水の聞こえる
星の見えない
流れの続く
目が慣れて行く

Verse 4

起きの掛かれる
背に石の跡
払いの掛かる
土の付き在る
橋を出ていく
空の広がる
白みの出れる
水の光れる

Last Chorus

流れの傍に
座りの出来る
音だけが在る
夜の明け出す

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十一

浅眠

動くもの — 沈み BPM 54 Db major
Verse 1

本が傾く
指の緩める
頁の閉じる
重さで閉じる
文字の滲める
行の揺れ出す
読みの追えない
意味が遠退く

Pre-Chorus

音の遠くなる
壁の向こうへ
機械の唸り
時計の針が

Chorus

沈みの掛かる
境の溶ける
落ちの掛かれる
まだ落ちきれず

Verse 2

瞼の落ちる
光の減れる
赤の透けれる
膜越しの赤
首の落ちかけ
戻りの掛かる
また落ちかける
戻りが弱い

Pre-Chorus 2

足の先から
重さの抜ける
指の在り場が
分からなくなる

Chorus

沈みの掛かる
境の溶ける
落ちの掛かれる
まだ落ちきれず

Verse 3

音が形持つ
色が音持つ
混ざりの出れる
境の緩む
誰かの声が
遠くで掛かる
返しの出来ず
聞こえだけ在る

Pre-Chorus 3

夢の端が来る
像の湧き出す
見ようとすれば
像の逃げ出す

Chorus

沈みの掛かる
境の溶ける
落ちの掛かれる
まだ落ちきれず

Bridge

本が落ちれる
音の鳴り出す
体の跳ねる
目の開き出す
何処に居たのか
いくつ経ったか
天井の在れる
此処に戻れる

Verse 4

同じ頁に
栞の在れる
進みの無くて
本を閉じ出す
灯りの消せる
暗さの来れる
布団に沈む
今度は深い

Last Chorus

沈みの掛かる
境の溶ける
落ちの掛かれる
今度は落ちる

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十二

動くもの — 水面 BPM 52 Ab major
Verse 1

蛇口を捻る
湯の落ち始む
底を叩ける
湯気の立ち出す

Verse 2

水面の上がる
音の変われる
鏡の曇る
壁に水滴

Pre-Chorus

蛇口を止める
音の消え在る

Chorus

湯に沈み在る
水面の揺れる
境の消える
温みだけ在る

Verse 3

耳を沈める
音の遠退く
脈の聴こえる
みずなかにある

Verse 4

皺の寄り在る
湯の冷め始む
湯の薄まれる
体の重い

Pre-Chorus 2

水面の止まる
湯気の細れる

Bridge

栓を抜き出す
渦の巻き出す
水面の下がる
肌の晒され

Last Chorus

湯に沈み在る
水面の揺れる
境の消える
水の引き在る

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十三

踏切

動くもの — 警報 BPM 66 Em
Verse 1

音の鳴り出す
棒の下り出す
赤のつき出す
赤が交互に
足の止まれる
前に行けない
向こうが在れど
此処で待ち出す

Pre-Chorus

線路の光る
左を見れる
まだ来ていない
音だけが先に

Chorus

遮りの前
立ちで待ち出す
鳴りが続ける
来るまで在れる

Verse 2

風の変われる
鉄の匂える
地面の揺れる
足底で聴く
光の見える
一つが太る
音が追い付く
空気が押され

Pre-Chorus 2

窓の並べる
顔の見えない
速さの中に
灯りだけ過ぎ

Chorus

遮りの前
立ちで待ち出す
鳴りが続ける
来るまで在れる

Verse 3

一つが過ぎる
次が来ぬまま
揺れの残れる
鳴りの続ける
向こうが見える
人の待ち在る
同じ側にて
此方を見ない

Pre-Chorus 3

もう一本来る
音の戻れる
地面の揺れる
また足が止む

Chorus

遮りの前
立ちで待ち出す
鳴りが続ける
来るまで在れる

Bridge

最後の窓が
赤い灯を引く
音の遠退く
揺れの細れる
鳴りの間伸びる
棒の上がれる
赤が消え出す
道が繋がる

Verse 4

足の踏み出す
線路を跨ぐ
溝の在り出す
靴底で踏む
向こうに着ける
振り返らない
鳴りの消え出す
夜に戻れる

Last Chorus

遮りの前
立ちで待ち出す
鳴りが続ける
まだ鳴っている

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十四

自販

動くもの — 唸り BPM 62 Bbm
Verse 1

唸りの止まぬ
白に照らされ
熱の吐き出す
影の伸び在る

Verse 2

硬貨の落ちる
底を転がる
ボタンの灯る
指で押し込む

Pre-Chorus

缶の降り来る
底に落ち着く

Chorus

光の隅に
唸りの中に
缶の冷え在る
唸りと二つ

Verse 3

屈んで触れる
冷えの手に来る
水滴の付く
手の中に在る

Verse 4

爪に起こされ
小さく抜ける
口に当て在る
喉を落ち行く

Pre-Chorus 2

唸りへ戻る
温みの移る

Bridge

背を預け在る
背に伝い来る
中の空き出す
膝の冷え行く

Last Chorus

光の隅に
唸りの中に
缶の冷え在る
唸りの消えぬ

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